ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その25)

(※とある男性の手記です)

 

私が中学生や高校生だった頃、ダンスをやっている人というのは、まだまだ異端の扱いだった。

 

それ故、それを友達に知られようものなら、ほぼ100%必ず「踊ってみて」と言われたものだった。以降、毎日のように、そして事あるごとに、「踊ってみて」という依頼のオンパレード。うんざりとか飽き飽きとか辟易とか、そんな生易しい言葉で表現されるレベルはとっくに超え、言われるたびに相手を思いっきりぶん殴りたくなる衝動にかられたというのが当時の偽らざる心境だ。

 

私と同世代であれば、多かれ少なかれ誰しもが同じような状況だったはずである。それくらい、ダンスをやっている人間、あるいはそれを公にするような人間というのは少なく、ともすれば好奇の眼で見られがちだったのである。

 

ましてや、ヒップホップダンスともなれば、とかくその傾向は顕著だった。そして決して低くない確率で、不良あるいは落ちぶれてしまった人間なのではないかと、とことん疑われたものである。これは特に私の周りの人間がそうだったのか、私のいた環境特有の偏見だったのか、場所や時期の違いによってこういった傾向は見られなかったということもあるのかもしれない。いずれにしても、ともかく私はそういった扱いを受け、その度に必死でそれを否定してきた。

 

それが今はどうなんだろう。ダンスが義務教育に組み込まれたことによって、私が生まれ育った土地ですら、こういった傾向が改善され、ダンスが一般的なものになっているのではないだろうか。若い人たちを羨ましく思ったり、嫉妬したりというのは、今も昔も変わらないオヤジ世代にありがちな感情であろうが、今現在の私も、ダンスをやることにおいて非常に恵まれた環境にある若い世代の人たちを、極めて羨ましく思っているというのが正直なところである。

 

かつて若い私がそうだったように、今の若い人たちにも、とことんダンスを楽しんでほしい。特に音楽に合わせてノリノリで踊るヒップホップダンスは、運動不足やストレスの解消にも持ってこい。良いことづくめじゃないかと、個人的には強く思っている。

 

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