ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その23)

(※とある男性の手記です)

 

お前のはさ、ヒップホップダンスって言わないんだよ、なんかウナギだかドジョウだかがグニャグニャやってるだけ。

 

悪意に満ちた半笑いを浮かべ、先輩は私にそう言った。

 

その瞬間、私にとっての、その先輩に対する評価は決定的になった。もちろん、悪い意味でである。以前からその(ダンスについての)実力に対しては(私だけでなく周りの多くの人から)クエスチョンマークがついていたし、(ダンス以外のあらゆることに関しても)口は誰にも負けず達者だが、単に虚勢を張っているだけではないかという疑念を抱かざるを得ないというタイプの人物ではあったのだが。

 

この発言で、私の中で何かが音を立てて崩れ落ち、その先輩という人間自体に対して、決定的に高が知れてしまった。

 

本当にダンスが上手な人なら、そして心の底からダンスを理解している人なら、さらにはダンスをリスペクトし、愛している人なら、決してそんなことは言わないというのが私のかねてからの持論だからである。

 

何故なら、そういう人は、ダンスの楽しさを分かっているからだ。私自身、上手いとか下手とか、そりゃあ人間だから気にもなるし、上手くなりたいとも思うし、あまりに上手い人のダンスを目の前でみせつけられてヘコんだりもするけど、そういう人は、ダンスの本質はそういうところにあるのではないと、頭でも体でも理解しているからだ。

 

ウナギだかドジョウだか知らないし、何に見えても構わないんだけど、そんな私ですら、踊っていて楽しくて仕方がないのだから、それでいいじゃないか。上手かろうが下手だろうが、人からどうみられようが、ダンスは絶対に楽しんだもの勝ち。私はそう思っている。

 

・・・というのは、ダンスがなかなか上手くならない人間の、ささやかな抵抗なのか。精一杯の虚勢なのか。単なる負け惜しみなのか。負け犬の遠吠えなのか。それでもいい。何があっても私は断言したい。ヒップホップダンスは、絶対に楽しんだもの勝ちなのだ。

 

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