ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その21)

(※とある女性の手記です)

 

訳あって、仕事を辞めることになりました。

 

平たく言えば結婚退職で家庭に入るということなのですが、決して彼の意向でそうなったという訳ではなく、むしろ彼は仕事を続けることを推奨してくれたのですが、時間も不規則で極めて忙しい彼の仕事柄、そしていつ海外に赴任することになるかも分からないといったこともあって、私の意思で主婦として彼を支えることを決断したのです。

 

紹介が遅れましたが、私は、ヒップホップダンスのインストラクターをしています。

 

辞める決断に至るまでには、それはもちろん紆余曲折がありました。何とかインストラクターの仕事を続けながら彼を支える道を模索し続けた時期もありました。

 

それは、収入がなくなるのがイヤだとか、主婦として家庭に入ることに抵抗があるとか、決してそういうことではなくて、とにかくヒップホップダンスに携わっていたい、年齢を経ても踊ることはやめたくない、といった思いからでした。私は何より、踊ることが好きなのです。

 

そんな中、彼と同業で同じように忙しく働いている旦那さんをお持ちの、学生時代からの先輩に相談を持ち掛けたのですが、彼女の一言で、深い霧がパーッと晴れるように、気持ちが切り替わったのです。

 

「踊るのは、その気になれば、いつでもどこでも出来るんだよ。」

 

なるほど、私が、少し鈍かったというか、視野が狭かったというか、とにかく思考が凝り固まっていたのでしょう。インストラクターという仕事に固執し、それを辞めることと踊れなくなるということを繋げて(イコールであると)考えてしまっていましたが、たとえインストラクターを辞めたとしても、(どんな形であれ)ヒップホップダンスを続けることが可能だということを、先輩のその言葉が改めて教えてくれたのです。

 

さらに、その言葉に説得力があったのは、先輩自身が、ヒップホップダンスを続けていたからです(実はこの相談を持ち掛けて初めて知った事実なのですが)。学生時代、先輩と私は同じヒップホップダンスサークルに所属していたのでした。

 

その後、予定通りインストラクターを辞め、めでたく結婚した私ですが、先輩と一緒に、もちろん現在も踊り続けています。決して気負うことなく、その気になれば誰でも続けることが出来る。それが、ダンスの魅力でもあるということを、今更ながら、実感している次第です。

 

トップページに戻る