ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その20)

(※とある女性の手記です)

 

ダンスを踊っている彼は、最高にカッコ良かった。

 

ヒップホップダンスというものに、全く馴染みのなかった私が、街中で「ヒップホップ」という単語を聴けば耳をそばだててしまったり、ザッピング(※)している最中にそれと思われる場面が映し出されればチャンネルを止めて釘づけになってしまったりするようになったのは、もちろん100%彼の影響である。

 

(管理者注:ザッピングとは、テレビのチャンネルを次々に切り替えて観たい番組を探したり、特に目的もなくチャンネル間を巡回する行為のことです)

 

真剣な表情と、人を射るような眼差し。だけど音楽のリズムに合わせて、時折見せる屈託のない吸い込まれるような笑顔。ほとばしる汗。芸術品と見紛うほどの美しい筋肉。しなやかな関節。全身からみなぎる活力。驚くべき柔軟性。華麗なる身のこなし。キレッキレの動き。うねる腰つき。近付きがたく、でも飛びつきたくなるほど魅力的なその雰囲気。醸し出すオーラ。

 

私は、彼のそのすべてに魅了されてしまっていた。

 

どんなダンスが一番女性からモテるのか?という、とある調査では、ヒップホップダンスが堂々と1位を獲得したそうである。

 

初めてそれを聞いた時は、くだらない調査だな・・・くらいにしか考えなかったが、今となっては、100%アグリー、コヨーテ・アグリーである。

 

ヒップホップダンスは、モテるのだ。カッコ良く見えてしまうのだ。

 

要するに、彼がカッコいいというより、ヒップホップダンスを踊っている彼がカッコいいということに、気付いてしまったのだ。

 

初めてのデート・・・待ち合わせ場所で、約束より数分遅れて登場した彼を見て、私は2年前の冬を思い出していた。

 

とある有名なスキー場。転んだ私に、優しく声をかけ、手を差し伸べてくれた男性。センスのいいスキーウェアと、クールなサングラス。一度聴いたら二度と忘れないその声。そして極め付けが、プロ並みのスキーの技術。

 

いわゆるナンパなんだけど、私は一発でノックダウンされ、連絡先を交換した上、後日のデートの約束を交わしてしまった。

 

そして1週間後・・・東京で会った普段着の彼。

 

あれ?あれれ?あれれれ?あれれれれ?あれれれれれ?(以下、「れ」が100個くらいになるまで続く)

 

間違いなく、男が魅力的に見えてしまうのは、TPOが絡んでくるのである。そして間違いなく、ヒップホップダンスは、カッコ良く見えてしまうのである。

 

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