ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その15)

(※とある男性の手記です)

 

もう、踊って忘れようぜ!

 

友人にそう言われて、僕は無理矢理に微笑んでみせた。

 

失恋。塞ぎ込む自分。それを慰める友人。よくある光景である。

 

そう、よくある光景ではあるのだが、こと失恋の原因がヒップホップダンスにあるとなれば、話は自分にとってちょっと特別なものとなる。

 

僕は、ほとほと恋愛には向いていないのだろう。いわんや、将来結婚し、家庭を持つなどということは、到底無理なのかもしれない。

 

どうしても彼女よりも、友人との付き合いや、趣味で続けているヒップホップダンスを優先してしまうのだ。

 

そちらの方を大事にしているとか、彼女をそれほど好きではないとか、そういった問題ではない。恋人は家族みたいなものだから、そこに左右されるのは本望でないというか、そこを分かってくれるのが恋人であるべきというか・・・。

 

こういう考え方は、単なる我儘なのだろうか?

 

これまで、何人かの女性とお付き合いはしてきたものの、どれもあまり長続きしなかったのは、恐らくその辺りの僕の立ち居振る舞いが原因であろうということは分かっている。

 

しかしながら、「私とダンス、どっちが大事なの?」と、単刀直入に尋ねられたのは今回が初めてだったし、その答えに詰まってしまったのは自分でも仕方がないと思うし、明確に答えられない僕に憤慨した彼女の気持ちも分からないではない。

 

要するに、僕がヘタレなのだろう。こうやって落ち込んでいること自体、どっちつかずで、迷いがあって、自信がなくて、不甲斐ないという、何よりの証拠だ。

 

僕の中で、自分の考え方というか、信念あるいはポリシーみたいなものを、断固変えるつもりはなかったのだが、どうしても失恋直後は、そこも改めて考えてみる必要があるのかな、なんて思ってしまう弱気な自分の存在を否定出来ない。そして、そんな自分がまた、嫌で仕方がなかったりする。

 

もやもやして、うじうじして、女々しくて、結局結論はよく分からなくて、本当に自分でも情けないけど、一つだけハッキリしていること。

 

今日はやっぱり友人の言う通り、すべてを忘れさせてくれるヒップホップダンスで、スッキリするしかないということです。

 

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