ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その13)

(※とある女性の手記です)

 

「ダンスで健康的にダイエット」

 

私はこの言葉に飛びついた。

 

何をやっても中途半端な自分に辟易し、平々凡々な生活に飽き飽きし、それでも無言で過ぎ去っていく時間というものに恨みすら覚え、人生の方向性を完全に見失いつつあった矢先、まるで自分のためだけにあるかのような輝きを持って、この言葉が私の前に舞い降りてきたのだ。

 

自分でも自分を到底好きになれず、少なからず自暴自棄に陥っていた私ではあったが、そんな中でも少しずつ、ダンスというものに興味を持ち始めていた。私のような運動音痴でも、体型がお世辞にもスマートとは言えなくても、同じように恰幅のいいヒップホッパーがリズミカルに踊る映像を一目観た時から、何となくイケるのではないかという気になってしまったのだ。そしてその気持ちは、元来楽天家である私の性格とも相俟って、日に日に強くなっていった。

 

そしてそれが、ダイエットにもなるというのであれば、一石二鳥、一挙両得、一挙両全、一発双貫、一箭双雕・・・その手の言葉をすべて言い尽くしても足りないくらいの、私にとっては好都合、まさに渡りに船・・・。

 

実はこれまで、ダイエットというものに挑戦したことは幾度となくあった。しかし、どれもこれも芳しい結果を残すことなく、私の時間を奪い去っていった。もちろん、一番悪いのは私自身であり、目標に向かってやれることをきちんとやり切ったのかと問われれば、どんなに贔屓目に見積ってもノーと言わざるを得ない。

 

それでも、興味のあるダンスを通じてダイエットが出来るのであれば、安直ながら「今度こそ」という気持ちが起きてしまうのは自然の摂理。素直にその気持ちに身を委ね、私はダンス、正確にはヒップホップダンスを、鋭意始めることにした。

 

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そして3か月後。

 

結果が出ているかどうかはご想像にお任せするとして、何より、体の調子が良くなったということ、そして何をやっても中途半端だった私が未だに新鮮な心持ちで続けられているということ、これが本当に嬉しい。さらに、このことをきっかけとして、他の何事に対しても、少なからず自信を取り戻しつつある自分がいることに、いい意味での大きな驚きを覚えている。

 

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