ヒップホップダンスを基本から学んで、27日間でプロ並みに上達する方法。

ダンスにまつわるエピソード(その8)

(※とある男性の手記です)

 

何か一つのことに情熱を傾けるというのは、素晴らしいことだ。

 

頭では分かっていても、中々出来ることではない。少なくとも、僕はこれまで出来なかった。寝食を忘れるほど何かに思いっきり打ち込んだなどということがあっただろうかと、30代も半ばに差し掛かろうという人生を振り返って考えてみても、何も思い当たることがないというのが現実だ。

 

中学生の時に始めた釣りも、高校生の時に始めたバンド活動も、どれも中途半端。最初のモチベーションがどうにも長続きしなくて、気が付くとやめてしまっている。大学時代にやった飲食店のアルバイトだけは、4年間を通して続けたものの、現実的にお金を稼がないと生活がままならなかっただけで、突き詰めてみようとか極めてみようとかいう気は全く起きなかった。今や、ひたすら同じような作業を繰り返していただけの印象しかない。

 

社会人となって久しい現在はというと、それなりに仕事は楽しい。だけどやっぱり中途半端な感覚は決して拭えない。この道でトップになってやろうなんていう気概も毛頭ない。ただ何となく日々発生する業務をこなして、何となく給料日にはお金を受け取って、何となく毎日過ぎ去っていく時に身を委ねているだけだ。

 

そんな時、甥っ子がヒップホップダンスにはまっているという話を聞いて、ある日、興味本位でそのレッスンに付き添うことになった。送り迎えという名目ではあったが、実際は甥っ子が躍る姿を見るのが楽しみで仕方がなかったというのが本音であった。

 

甥っ子はまだ小学生で、ダンスを始めたのも、友達がやっていたからという安易な理由からだそうだが、今は相当にはまっている様子だ。レッスンに向かうその道中、あれやこれや、基本動作がどうのうといった恐らく仕入れたばかりの薀蓄や、有名なダンサーのことまで、話は尽きなかった。

 

会場に着き、付き添いの見学者として中に入ると、私はまずその活気に圧倒された。甥っ子と同じくらいの子供たちが、キラキラと目を輝かせながら、思い思いに体を動かしている。いわゆるウォーミングアップなのであろうが、とにかくみんな楽しそうなのが印象的だった(余談だが、その時何故か、自分にはウォーミングアップより準備体操という言葉のほうがしっくりくるなぁなどとくだらないことを考えた)。

 

細かい話は端折るが、その後は、甥っ子が躍る姿を見られて嬉しかったのはもちろんのこと、とにかくノリと雰囲気、そしてその熱気に圧倒されっぱなしだった。

 

うずうずしてじっとしていられないというのは、まさにあのことだ。僕も体を動かしたくて仕方がなかった。一緒にリズムを取りながら、気が付くと、みんなと一緒に踊っていた。ノリノリで。もちろん、頭の中の妄想の世界で、だけど。

 

そして今、これまでの人生の反省も踏まえて、ちょっと本気を出してやってみようかなぁ、と思っている。何を?ヒップホップダンスを、です。恥も外聞もなく、こんな歳から始めることが、許されるのであれば・・・。あのノリと雰囲気は、本当に病み付きになってしまいますよ。

 

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